強力な品質保証体制
QUALITY ASSURANCE SYSTEM京都テクノセンターには品質保証部信頼性試験課があり、当社がリリースする全製品のタイプテストを行っています。新製品はもちろんのこと、設計変更した製品に関しても、タイプテストをして品質を実証しています。
数字で見る品質保証部
- 社内規格は
- 約130規格あります。
評価試験
新製品リリース時に品質保証部で試作品評価を実施しています。製品に対して各種公的規格や主に4つに分類される社内規格に基づき妥当性の確認をしています。なお、評価試験の一部にEMC*1試験があります。
EMC試験に使用する当社の電波暗室は公的機関(VCCI*2)に認定・登録されており、簡易試験ではなく正式な試験を実施しています。
公的機関(VCCI*2)に
認定・登録されている電波暗室
複数の試験が同時に実施できる
6m×6mの広いシールドルーム
社内規格 | 規格数 |
---|---|
機能に関する規格 | 42 |
性能に関する規格 | 33 |
信頼性に関する規格 | 48 |
機構に関する規格 | 9 |
合計 | 132 |
CEマーキング取得に際して、当社製品に要求されるEMC試験は、以下の試験項目となり、全て京都テクノセンター(京都府木津川市)にある自社設備で試験しています。
EMC指令で要求される試験項目
参照規格 | 基本規格 | 名称 | 自社の試験場所 |
---|---|---|---|
EN61000-6-2 | EN61000-4-2 | 静電放電イミュニティ試験 | シールドルーム |
EN61000-4-3 | 放射、無線周波数、電磁界イミュニティ試験 | 電波暗室 | |
EN61000-4-4 | 電気的ファストトランジェント / バーストイミュニティ試験 | シールドルーム | |
EN61000-4-5 | サージイミュニティ試験 | シールドルーム | |
EN61000-4-6 | 無線周波数界で誘導された伝導妨害に対するイミュニティ | シールドルーム | |
EN61000-4-8 | 電源周波数磁界イミュニティ試験 | シールドルーム | |
EN61000-4-11 | 電圧ディップ、停電及び電圧変動イミュニティ試験 | シールドルーム | |
EN61000-6-4 | CISPR16-1-1 | 不要輻射電界強度測定 | 電波暗室 |
CISPR16-1-4 | |||
CISPR16-2-3 | |||
CISPR16-1-1 | 雑音端子電圧測定(電源ポート) | シールドルーム | |
CISPR16-1-2 | |||
CISPR16-2-1 | |||
CISPR32 | 雑音端子電圧測定(電気通信ポート) | シールドルーム |
当社は、品質向上への取組の一環として、品質技術およびテスト技術の向上に尽力している会社や組織を認定するスキームであるISTQB*3パートナーシップレベル「Gold Partner」を取得しました。 |
- *1. VCCI(Voluntary Control Council for Interference by information technology equipment):
- 旧情報処理装置等電波障害自主規制協議会。情報処理装置が発する電波の規制内容を協議する日本の業界団体
- *2. EMC(Electro Magnetic Compatibility):
- 電磁両立性と訳され、電磁的ノイズを機器に加えてその影響を確認する試験と機器から放出する電磁波や伝導性コモンモードノイズを測定する試験
- *3. ISTQB(International Software Testing Qualifications Board):
- 2002年11月に設立されたソフトウェアテスト技術者の国際的な資格認定を行う非営利団体
「救済ワイド補償サービス」
救済ワイド補償サービスとは・・・
「救済ワイド補償サービス」は、当社の全製品を対象に、「一般保証」の対象外となる破損・故障についても幅広くサポートする無料のサービスです。
こんな場合でも救済補償いたします。
- ●同じ事由による救済補償は1回限りとさせていただきます。
- ●サービス期間は製品出荷後3年です。
- ●製品のお預かり対応となります。
詳しくは「救済ワイド補償サービスについて」のページをご覧ください。
お客様の“うっかりミス”を当社負担でお役に立てないか。ということで2011年3月にスタートした「救済ワイド補償サービス」は、お客様にご好評いただいています。
破損修理では、実に様々な理由でご依頼が寄せられました。やはりベース部や端子部、コネクタ部などの接続部の破損が多く、力の入れ過ぎや向きを間違えたまま強引に押し込んだことが原因でした。破損の中でも、とくに多いのが可動部である端子カバーの破損、フックなど取付けパーツの破損、ラベル類の汚損などです。制御盤の製造において、いかに綺麗な形でエンドユーザー様に納品するかといった中間のお客様の細やかなお気遣いがうかがわれるご依頼内容だと思います。