いつまでも作りつづける生産体制

PRODUCTION SYSTEM

電子機器を製造しつづける上で最大の困難は、その製品に組込む電子部品が供給停止になることです。
電子部品が供給停止になった場合でも『廃形しません』をポリシーに掲げている当社は、代替え部品での対応や、同等以上の機能を有した回路となるよう設計変更し対応しています。

数字で見る供給停止部品

供給停止を受けた電子部品の件数

237 件（2023年）

部品の供給停止の影響により設計変更した回数

16,910 回（2023年）

電子部品の供給停止と時代背景

電子部品の入手が困難になる原因は、部品メーカーの一方的な事情と思いがちですが、そうでもなさそうです。国内半導体メーカーの事業所統廃合により部品が廃形になる以外にも、過去には、東日本大震災により部品工場が被害を受けたり、あるいはタイで発生した洪水で工場が水没した影響で部品入手が困難になるケースもありました。

電子部品の供給停止から
設計変更まで

電子部品の供給停止が避けられないのなら設計スピードでカバーします。

電子部品の供給が停止となる場合は、部品メーカーよりあらかじめ通知を受けます。通知を受けた設計部門はすぐさま設計変更に必要な期間を割出します。生産管理部門は設計期間内の出荷台数を割出し、部品メーカーに必要数量を発注します。
回路変更が伴う場合には、評価試験など多項目におよびやり直しが発生しますが、当社には公的機関に認定・登録された電波暗室やシールドルームなど必要な試験設備を自社で保有していますので、いつでも効率よく変更作業が行えます。